刃を引っ込めた状態から調整を始めるのがコツです。カンナの台座の下部をたたくと刃が出ます。
※削り器によっては調整が異なる場合がございますので、各削り器の説明書をご覧下さい。
一本釣り漁とは、竿一本でカツオを釣ることです。
カツオの群れを探して活餌を投じ、船を群れに近づけて、一本の竿でカツオを一尾ずつ釣り上げます。一本釣りで捕られたカツオは傷も少なく、生きたまま急速冷凍ができるので、鮮度が良く、カツオの原料も高値で取り引きされます。
本枯節はカビが全体についていますので、乾いた布巾やキッチンペーパーなどで拭き取ってください。(但し、完全にカビを拭き取らなくても大丈夫です。)
削り器の刃先を自分の方に向けて、かつお節の尾部を先に向け、頭部から削ります。
削り器の刃先をかつお節の頭部に向けておき、尾部を手前にして頭を奥にして引きながら削ります。
なまり節以外のかつお節は、直射日光を避け、キッチンペーパーなどで巻いて、冷蔵庫または冷暗所にて保管してください。
かつお節の種類によって水分が異なりますが、カビが発生しないうちにお早めにお使いください。日数が経過すると、水分が少なくなり、硬くなって劣化していきますのでご注意ください。
何故わざわざカビをつけるのでしょう?
カビをつけることによって焙乾だけでは除けなかった水分を除去し、たんぱく質を分解して、旨味成分を引き出す効果があります。また、カビの菌糸が中性脂肪を分解し、だし汁の透明度を高める優れたカビなのです。また、本枯節の表面についているカビは、「アスペルギルス属レーペンス菌」といいまして人に無害な良性のカビです。
かつお節の旨味の主体は「イノシン酸」と言われておりますが、じつは、グルタミン酸のようなアミノ酸との相乗効果によってその旨味が生じると言われております。